ご挨拶

理事長挨拶

一般社団法人国際個別化医療学会 理事長 阿部 博幸

 2015年10月17日(土曜日)、第21回国際個別化医療学会学術集会を、大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学 教授 森下 竜一 会頭のもと、グランフロント大阪のナレッジキャピタルコングレコンベンションセンターにおいて開催できますことを、皆様方に深く感謝申し上げます。第21回学術集会はメインテーマを「個別化医療の新時代-深化するパーソナライズド・メディシン」といたしました。

 米国オバマ大統領をして、医療に新たなブレークスルーをもたらしていると言わしめた個別化医療ですが、我が国においても加速度的に進展しています。本年4月に行われた日本医学会総会における先制医療への議論、新たに発足した日本医療研究開発機構(AMED)の個別化医療、創薬への取り組みなど、まさに「個別化医療の新時代」がやってきていると言っても過言ではありません。
このような環境下、個別化医療進展の鍵として、コラボレーションの重要性があげられることは周知の事実ではないでしょうか。基礎研究者と臨床家の連携、研究・診療領域を越えた幅広い協調、グローバルな視点でのパートナーシップの強化等、本学会が未来志向のコラボレーションに果たせる役割は決して小さくありません。

 今学術集会では、森下会頭、中神副会頭が新時代にふさわしい、バリエーション豊かで意欲的なプログラムを組んでくださいました。参加者の皆様にも必ずや満足していただけるのではないかと思います。
進取の気風と自由闊達な精神に富む大阪の地、知的創造とマーケットの熱いコラボレーションの場として脚光を浴びている「グランフロント大阪」で、第21回目の学術集会という新たな一歩を踏み出せることに胸を躍らせております。
多くの会員の皆様のご参加はもとより、これからの日本の医療を担う若い医師や研究者、コメディカル、学生をはじめ医療に携わる幅広い方々のご参加を心よりお待ちしています。

会頭挨拶

第21回国際個別化医療学会学術集会開催にあたって

第21回国際個別化医療学会学術集会 会頭 森下 竜一

 この度、第21回国際個別化医療学会学術集会をナレッジキャピタルコングレコンベンションセンター(大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪北館B2F)で2015年10月17日(土曜日)に開催させていただくことになりました。今回のテーマは、「個別化医療の新時代-深化するパーソナライズド・メディシン」とさせていただき、個別化医療の最先端の知識を、がん・生活習慣病両面から学べる企画にいたしました。本企画を立てるにあたり、大阪大学健康発達医学中神啓徳教授に副会頭として加わっていただき、大変興味深いプログラムに仕上がったのではないかと思っております。また、色々ご助言頂きました阿部理事長はじめ、事務局方のご協力に感謝いたします。

 既に、第21回を数え、本国際個別化医療学会は大変歴史のある学会になってまいりました。今回は、大阪での開催ということで、関西を代表する先生方から最先端の研究を聴講していただこうと思い、特別講演には今話題のエピジェネティクスを取り上げ、岩波書店からベストセラー「エピジェネティクス―新しい生命像をえがく」を発売され大変話題になっている大阪大学の仲野徹教授にお願いしました。ご存じのように、エピジェネティクスは、生活習慣病やがんの個別化を説明する最も有力なメカニズムであり、最先端の知識を得ていただけるのではないかと思っております。また、教育講演には、経口子宮頸がんワクチンを開発されている東京大学の川名敬先生、京都府立医科大学の吉川敏一学長、神戸大学の戸田達史先生から、御講演をいただきます。本学会の特徴であるプラクティカルセッションでは、生活習慣病に関して大阪大学大学院薬学研究科臨床薬効解析学藤尾慈教授と株式会社サインポスト山崎義光社長、また、がんに関してゲートタワーIGTクリニック堀信一院長と大阪大学大学院医学系研究科免疫造血制御学杉山治夫教授を、お呼びいたしました。どちらの企画も、参加者の先生方には御満足いただけるのではないかと思います。

 会場のグランフロントは、大阪駅に隣接しており、今一番大阪で話題のスポットになっています。学会前後で、参加された先生方には十分大阪ならではの魅力を堪能できるかと思います(話題の近大マグロも、グランフロントで食べることができます)。第21回国際個別化医療学会学術集会を通じて、個別化医療の目覚ましい発展を楽しんでいただければと思います。皆様のご参加を期待しております。それでは、大阪でお会いできることを楽しみにしております。

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