統合医学とは

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統合医学とは
統合医療を研究、実践し、学問的に体系づけることにあります。
今日、医療や保健の分野において、情報と治療手段が細分化・多様化するなかで、私たちの選択技が広がる反面、個々の患者に対して最善・最適なものを提示することが困難になってきています。統合医療の目指すものは一口で言えば「患者さんが満足していただけること」に要約されます。統合医療はメルティング・ポットのようなもので、その中には西洋医学も、東洋医学も、伝統医学も、また患者さんの意向や希望も入れて融合させ、その人その人に最適の医療を引き出すことにあります。このように、医療、保健を提供する側も受ける側も一緒になって創り出す、患者参加型の 21 世紀の新しい「個の医療」を学問として診断法、治療法を確立し、誰でもが理解しその恩恵を受けられるように体系化することです。

統合医学の 5 つの体系は
1) 肉体と心の統合 (原点)
身体と心の両面からのアプローチ。いわゆる全人的、ホリスティックなとらえ方です。臓器別でなく、人間全体をみる医療の体系化です。
2) 治療、診断分野での統合 (一次元的展開)
一人の個人を前にして問題を解決するために、西洋医学のみならず、東洋医学、自然医学、伝統医学、温泉医学、アロマテラピー、栄養学、運動力学、その他いろいろな分野を、適合するものへ統合、融合した新しい体系を創造します。
3) 医療機関や施設との統合 (二次的展開)
一つの医療機関や施設で統合医療のすべての分野をカバーすることは現実問題として困難を伴います。従って、医療機関や施設間でのネットワークを有効に活用して、患者さんの要望に応えられるシステムを整えることも体系化の目標のひとつです。
4) 多職種との協働的統合 (三次元的展開)
医療、保健、福祉、介護、教育など他の職域との協調的な連携がより効果的な統合医療の実施に必要な体系化です。国際統合医療教育施設の設置もこの必要性に応えるものです。
5) ライフステージにおける経時的統合 (四次元的統合)
「ゆりかごから墓場まで」と言われるように、経時的にしかも統合的に対応してゆく必要があります。そこにはライフスタイルや生活習慣を含め日頃から努力が必要となります。昨今、特に問題となっている高齢者の健康障害や介護の問題を例にあげるまでもなく、日々の健康やアンチエイジングを生涯にわたってサポートする体系を作っていくのも統合医学の立場です。

この 5 つの体系を、国際的視野で統合医療へのパラダイムシフトを推進する力とし、明るい未来を拓くための学問分野の一つとしての統合医学の定義といたします

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