国際個別化医療学会誌

国際個別化医療学会誌
総説 治療手段としての水素
Hydrogen as a Therapeutic
林 秀光
新しい水の会
【要旨】
酸素吸入は日常臨床における見慣れた光景となっているが,今後は水素が医療における主役の座を占めるようになるものと予想される。活性水素が活性酸素種による酸化障害からDNAを護ると論じた世界初の論文は九州大学白畑實隆による1997年 5 月のBBRC1)だといえるが,2007年 6 月,NATURE MEDICINE2)に日本医科大学 太田成男の論文が出された。今や医療費増大による国家財政の窮迫は先進各国に共通の大きな関心事となっているが,上記論文はこれを解決する可能性を秘めているというのが筆者の結論である。わが国では2008年度からメタボリック症候群の判定という新しい制度が導入されているが,これもその大きな目的は増大する一方の医療費の削減にあるといえよう。この制度は40〜74歳までの成人を対象に腹囲・血圧・血中脂質・空腹時血糖値について「予防基準値」を定め,基準値を超えた従業員を雇用する企業に対して一定のペナルティーを課すというものである。
筆者は医師免許取得後40年を超えたが,この間一臨床医として送った経験から考えて現行の医学理論体系,治療体系には大きな陥穽が潜んでいると考えざるを得ない。そしてこの陥穽が,実は上記二論文および後述の三羽論文とも深く関係しているというのが筆者の結論である。そこで今回,過去22年間にわたり「水素」につき思索を重ねてきた経験から得た教訓を述べ,諸賢のご批判を仰ぎたいと考える次第である。
■Key words:酸素,水素,水素豊富水,胃腸内異常発酵,抗がん効果
■連絡先 新しい水の会
〒653-0037 神戸市長田区大橋町5-3-1 アスタプラザイースト407
TEL:078(646)9132 FAX:078(646)9133
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