国際個別化医療学会誌
国際個別化医療学会誌
勝田新一郎
福島県立医科大学医学部細胞統合生理学講座
【要旨】
脈波速度(pulse wave velocity:PWV)は動脈壁弾性率,壁厚,動脈径などに依存し,圧脈波のaugmentation index(AI)は一回拍出量や心拍数などの心機能,動脈壁伸展性および動脈インピーダンスなどの末梢動脈の特性などが関与している。それゆえ,PWVは動脈壁の硬さの直接的な指標であり,AIは間接的な指標であるといわれる。PWVとAIが依存関係にあるか独立であるかは大変興味深いが,臨床研究では,PWVとAIは有意な相関があるという報告とないという報告があり,意見の統一は得られていない。この理由として,tonometry法で非侵襲的に計測した橈骨動脈圧波に適用した一般化伝達関数の適合性,被験者母集団の相違,測定条件の相違などが挙げられる。そこで,PWVとAIの関係を実験的に検討するために,正常ウサギを用いて血管作動薬により血圧レベルを変化させ,各平均血圧レベルで求めたPWVとAIは有意に正相関することが明らかになった。
脈波速度(pulse wave velocity:PWV)は動脈壁弾性率,壁厚,動脈径などに依存し,圧脈波のaugmentation index(AI)は一回拍出量や心拍数などの心機能,動脈壁伸展性および動脈インピーダンスなどの末梢動脈の特性などが関与している。それゆえ,PWVは動脈壁の硬さの直接的な指標であり,AIは間接的な指標であるといわれる。PWVとAIが依存関係にあるか独立であるかは大変興味深いが,臨床研究では,PWVとAIは有意な相関があるという報告とないという報告があり,意見の統一は得られていない。この理由として,tonometry法で非侵襲的に計測した橈骨動脈圧波に適用した一般化伝達関数の適合性,被験者母集団の相違,測定条件の相違などが挙げられる。そこで,PWVとAIの関係を実験的に検討するために,正常ウサギを用いて血管作動薬により血圧レベルを変化させ,各平均血圧レベルで求めたPWVとAIは有意に正相関することが明らかになった。
■Key words:脈波速度,augmentation index,動脈壁伸展性,血圧
■連絡先 福島県立医科大学医学部細胞統合生理学講座
〒960-1295 福島市光が丘1番地
TEL:024-547-1128,024-547-1132 FAX:024-547-1128,024-547-1132
■連絡先 福島県立医科大学医学部細胞統合生理学講座
〒960-1295 福島市光が丘1番地
TEL:024-547-1128,024-547-1132 FAX:024-547-1128,024-547-1132