国際個別化医療学会誌

国際個別化医療学会誌
巻頭鼎談
ビクトール・フランクル博士の人物像と実存分析
Tripartite talks: The Portrait of Professor Viktor Frankl and his Logotherapy
開催日:平成22年10月25日(月)
場 所:ホテル グランドパレス
出席者:ハラルド・モリイ博士(ウイーン市心理療法士)
   永田勝太郎先生(国際全人医療研究所 理事長)
司 会:阿部 博幸先生(国際統合医学会 理事長)

パーソナライズド・メディシン(個の医療)の実現にとって,肉体と心の統合は原点といえる。生きる意味を見出すことや死生観などが肉体や健康にも大きく影響を及ぼすことは,欧米で広く議論されて久しい。病に対する精神・哲学的アプローチは,日本でも臨床のさまざまな過程において取り組み始められている。そこで,国際統合医学会誌第4巻第1号の巻頭鼎談企画として,アウシュビッツ生還者として「人生の意味を見出すこと」の体現者であったオーストリアの精神科医・心理学者ビクトール・フランクル博士の最後の助手,ハラルド・モリイ博士をお迎えして,フランクル博士の実像と博士の提唱したロゴセラピー(実存分析)についてお話しをうかがった。
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