
国際個別化医療学会誌
国際個別化医療学会誌
症例報告
三井式温熱療法によって効果があった症例
—家庭での施療が有効であった例—
三井式温熱療法によって効果があった症例
—家庭での施療が有効であった例—
Health improvement by Mitsui-shiki Thermal Therapy
—Effective cases by the family’s home treatment—
—Effective cases by the family’s home treatment—
宇治 輝幸1, 石黒 幸治1, 高山 圭子1, 前田 克1,
徳山 聖徳1, 永井 浩二1, 高木 幸江2
徳山 聖徳1, 永井 浩二1, 高木 幸江2
1三井温熱療法師会, 2三井温熱株式会社
三井式温熱療法は小型の赤外線放射電熱器を用い家庭内で手軽に行える。今回は本法を患者の家族が行って症状が改善できた例を報告する。
症例1は76歳女性で食道がんII期で入院, 放射線と抗がん剤の治療を受けるも骨髄抑制が発生し抗がん剤は中止。その後から入院中の妻の夫が1日3回, 計8時間の三井式温熱療法を毎日行う。身体状態は向上し, 1ヶ月後のCT検査で腫瘍は消失した。退院後も毎日温熱療法を続け, 3ヶ月定期健診で異常は無い。
次は60歳男性, 膵臓がんIV期で放射線と抗がん剤治療を受けるも身体状態は改善せず退院。その後家族が本法を習い家庭で施療を毎日行う。体調はよく改善し職場に復帰, 奉仕活動も積極的に行えた。
最後は65歳男性, 慢性関節リューマチ痛で歩行と衣服着脱も出来ず車椅子で三井式温熱施療所に通う。家庭では患者の妻が毎日注熱を行った。2ヶ月後に, 衣服が着られ, 数ヶ月で歩行が回復し現在はスポーツも行える。以上の症例で, 本法のマイルド加温と熱ショックの相乗効果に加え, 家族間の特別な癒しの精神作用が重なって, 治療効果を高めたと考える。
症例1は76歳女性で食道がんII期で入院, 放射線と抗がん剤の治療を受けるも骨髄抑制が発生し抗がん剤は中止。その後から入院中の妻の夫が1日3回, 計8時間の三井式温熱療法を毎日行う。身体状態は向上し, 1ヶ月後のCT検査で腫瘍は消失した。退院後も毎日温熱療法を続け, 3ヶ月定期健診で異常は無い。
次は60歳男性, 膵臓がんIV期で放射線と抗がん剤治療を受けるも身体状態は改善せず退院。その後家族が本法を習い家庭で施療を毎日行う。体調はよく改善し職場に復帰, 奉仕活動も積極的に行えた。
最後は65歳男性, 慢性関節リューマチ痛で歩行と衣服着脱も出来ず車椅子で三井式温熱施療所に通う。家庭では患者の妻が毎日注熱を行った。2ヶ月後に, 衣服が着られ, 数ヶ月で歩行が回復し現在はスポーツも行える。以上の症例で, 本法のマイルド加温と熱ショックの相乗効果に加え, 家族間の特別な癒しの精神作用が重なって, 治療効果を高めたと考える。
■Key words:三井式温熱療法, がんの温熱療法, 温熱免疫効果, 家庭温熱療法, 赤外線加熱
■連絡先 〒194-0032 東京都町田市本町田171-1 宇治輝幸, TEL/FAX: 042-728-9205 e-mail: t2uji@hotmail.co.jp
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