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Immuno-oncology 分科会
第6回臨床イミュノ・ワクチン懇話会 リポート
2022年8月6日(土曜日)14:00~15:30 東京都千代田区丸の内のステーションコンファレンス東京にて、「第6回臨床イミュノ・ワクチン懇話会」がハイブリッドセミナー形式で開催されました。
本懇話会は、Immuno Oncology 分科会にて、腫瘍免疫学に関心を持つ学会員を中心に、年1回のペースで行っている実践的な勉強会です。
第6回の今回は「複合的がん免疫治療への理解と実践」をテーマに、下記プログラム内容で行われました。
第6回臨床イミュノ・ワクチン懇話会
「複合的がん免疫治療への理解と実践」プログラム
- 教育講演
「抗腫瘍免疫応答の評価と複合的がん免疫治療」
座長:後藤 章暢(兵庫医科大学 研究基盤教育学 教授)
演者:垣見 和宏(東京大学医学部附属病院 免疫細胞治療学講座 特任教授) - プラクティカルセッション
「個別化医療における放射線治療~Immunoradiotherapyに関して~」
座長:阿部 博幸(医療法人社団博心厚生会)
演者:佐藤 俊彦(医療法人DIC 宇都宮セントラルクリニック 理事)
垣見和宏先生による教育講演では、腫瘍内免疫応答のシングルセル解析研究における免疫チェックポイント阻害剤の併用や腫瘍微小環境の動的性質など、T細胞依存性免疫応答についての解説がなされました。
また佐藤俊彦先生によるプラクティカルセッションでは、放射線治療後の免疫療法がどのようにアブスコパル効果を増強し、患者の転帰を改善できるか、症例を織り交ぜて情報共有がなされました。
演者の先生方の大変有意義なご講演に深く感謝申し上げます。
本懇話会は、例年春先におこなっておりますが、今年は夏の開催となり、結果としてCovid-19第7波の真只中での開催となってしまいました。スケジュールの都合でご参加いただけなかった会員の皆様には大変申し訳なく存じております。
また、当日は運営事務局によるオンライン配信の不手際があり、ご視聴いただきました皆様にはご迷惑をお掛けしましたことを心よりお詫び申し上げます。
